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​消防計画とは?

一定の条件に該当する建物等に作成が義務付けられている「防火に関するマニュアル」のことです。

一定の条件に該当する建物「防火対象物」といいます。)の管理について権原を有する者(「管理権原者」といいます。)は、消防法施行令で定める資格を有する者のうちから「防火管理者」を定めて「消防計画」を作成させ防火管理上必要な業務をさせなければならないと消防法で定められています。

【一定の条件に該当する建物(防火対象物)とは?】

消防法施行令別表第一http://www.fesc.or.jp/sp_navi/list01/index_H28.htmlに掲げる防火対象物で一定数以上の収容人員に該当するものをいいます。

  • 収容人員が10人以上の別表第一6項ロ(6項ロの用途を含む16項イと16の2項)

  • 収容人員が30人以上の別表第一1項~4項、5項イ、6項イ・ハ・ニ、9項イ、16項イ、16の2項

  • 収容人員が50人以上の5項ロ、7項、8項、9項ロ、10項~15項、16項ロ、17項

〈例〉3項ロ→飲食店、5項イ→旅館・ホテルなど、6項イ→病院、7項→学校、12項イ→工場・作業場、15項→事務所など

【管理権原者とは?】

管理権原者(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/jissen/p03.html)とは、防火管理を行わなければならない建物の管理について権原を有する者、一般的には建物の所有者や事業所の経営者(借受人)のことをいいます。

【防火管理者とは?】

防火管理者(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/jissen/p03.html)とは、防火管理業務を適切に遂行することができる、管理的または監督的な地位にある者で、一定の資格を有し、管理権原者から選任された者のことをいいます。

〈一定の資格〉※抜粋

  • 甲種または乙種防火管理講習課程修了者

  • 市町村の消防職員で管理的または監督的な職に1年以上あった者

  • 危険物保安監督者として選任された者で、甲種危険物取扱者免状の交付を受けている者

  • 市町村の消防団員で、3年以上管理的または監督的な職にあった者

【消防計画とは?】

防火管理者の行う業務のうち、特に重要なものが消防計画の作成です。

消防計画(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/jissen/p05.html)は、それぞれの防火対象物やテナントにおいて、火災が発生しないように、また、万一火災が発生した場合に被害を最小限にするため、実態にあった計画をあらかじめ定め、職場内の全員に守らせて、実行させるものです。

【消防計画とは?】: 概要
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